ノーベル平和賞受賞者カイラシュ・サティヤルティ氏来日記念 公開シンポジウム

世界には危険で有害であり、子どもの成長を妨げるような児童労働にさらされている子どもが9人に1人います。日本にいる私たちは知らずのうちにチョコレートの原料であるカカオや、コーヒー、紅茶など児童労働で作られたものを使っているかもしれません。こうした児童労働は重大な人権侵害として2015年に持続可能な開発目標(SDGs)にも入り、「重要かつ緊急」な問題として国際社会で認識されるようになりました。

そこで、ACEが日本に招聘する2014年ノーベル平和賞を受賞したインドの人権活動家カイラシュ・サティヤルティさんを招き、シンポジウムを3団体共催で開催することになりました。このシンポジウムでは同時通訳によるスピーチやパネルディスカッションを予定しており、参加者の皆さんと児童労働について、その解決について考えていきます。講演を通じて、いま国際社会で起きている児童労働への興味、関心を広げ、一緒に解決のアクションを起こしてみませんか?たくさんの参加をお待ちしております!!

登壇者 カイラシュ・サティヤルティ氏

カイラシュ・サティヤルティ氏1981年から長年児童労働問題に取り組み、救出やリハビリ施設を運営するインドのNGO、BBA(子ども時代を救え運動)を創設。これまで過酷な労働から解放した子どもの数は85,000人に上る。児童労働に反対するグローバルマーチの構想を提案、1998年に5大陸で市民を巻き込みマーチを実現、ILOでの最悪の携帯の児童労働条約の採択につなげた。教育のためのグローバルキャンペーンの創設者として、各国の教育支援動員にも成功。児童労働のないカーペットのラベル”Good Weave”を創設し、消費者の意識啓発にも努めてきた。2014年、マララ・ユスフザイさんと共に「子どもや若者の抑圧、またすべての子どもの教育を受ける権利に対する闘い」の功績を認められ、ノーベル平和賞を受賞。

  • 開催日時:2016年5月14日(土)16時00分=20時00分の間(調整中)
  • 会場:文京学院大学 本郷キャンパス 仁愛ホール 定員550名
  • 資料代:事前申込1,000円 当日受付1,500円 高校生以下無料
  • 主催団体:特定非営利活動法人ACE、児童労働ネットワーク(CL-Net)、NGO-労組国際協働フォーラム 児童労働グループ

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【シンポジウムに関するお問合せ先】

特定非営利活動法人ACE
〒110-0015 東京都台東区東上野1-6-4 あつきビル3F
担当:杉山、射水(いみず) TEL:03-3835-7555 E-mail:info@cl-net.org